「今まで外注していたチラシを、社内で作れないだろうか」。ChatGPT、Canva、画像生成AIなどが身近になり、チラシ作成を内製したいという相談が増えています。文章のたたき台をAIに作らせ、Canvaでレイアウトし、プリントパックやラクスルなどの印刷サービスへ入稿する。小さな会社や店舗でも、以前よりずっと現実的な流れになりました。
ただし、AIを使えばすぐに「反応が取れるチラシ」が完成するわけではありません。見た目は整っているのに素人っぽい、文章が弱い、写真の権利や画質が不安、印刷データの作り方がわからない、入稿前のチェックが怖い。AIチラシ作成には、便利さの裏側にいくつかの落とし穴があります。
AIで内製しやすい部分
チラシ作成の中でも、AIが得意な作業はたくさんあります。たとえば、チラシの構成案を出す、見出しやキャッチコピーの候補を作る、サービス内容をわかりやすく言い換える、ターゲット別に訴求を変える、といった作業です。
Canvaのテンプレートを使えば、デザイン経験が少ない方でも、一定の見た目までは整えられます。さらに画像生成AIを使えば、イメージ写真や背景素材の案を作ることもできます。社内に「少しPCが得意な人」がいる会社なら、ゼロから全部外注しなくても、かなりのところまで進められるはずです。
小さな会社が失敗しやすいポイント
一方で、内製チラシでよく起きる失敗もあります。最も多いのは、情報を詰め込みすぎて、結局何を伝えたいのかわからなくなるケースです。AIはたくさんの文章を作れますが、「このチラシで一番伝えるべきこと」を決めるのは人間側の仕事です。
次に、見た目だけが整っていて、行動につながらないチラシになることがあります。おしゃれなテンプレートを使っても、誰に向けた案内なのか、何をしてほしいのか、今申し込む理由は何かが弱いと、反応は出にくくなります。
画像にも注意が必要です。AIで作った画像やネット上の素材を使う場合、権利、商用利用、人物表現、画質を確認しなければなりません。画面上ではきれいに見えても、印刷するとぼやけたり、色が沈んだりすることもあります。
印刷前チェックは特に不安が残りやすい
チラシはWeb画像と違い、印刷してしまうと簡単には直せません。誤字脱字、電話番号、営業時間、地図、QRコード、料金、キャンペーン期間など、1つのミスがそのまま印刷物として残ってしまいます。
また、塗り足し、余白、解像度、PDF形式、カラーモードなど、印刷会社への入稿には独特の確認項目があります。印刷会社のテンプレートに沿って作ったつもりでも、入稿画面で警告が出ると不安になる方は多いです。
おすすめの進め方
- 目的を1つに絞る: 新規来店、予約、問い合わせ、イベント告知など、チラシで起こしたい行動を先に決めます。
- AIで構成と文章案を作る: ChatGPTなどに、対象者、商品、強み、地域、価格帯を伝えて、見出しや本文の候補を出します。
- Canvaなどで形にする: テンプレートを使いながら、写真、見出し、本文、問い合わせ先を配置します。
- 第三者に見てもらう: 社内だけで判断せず、意味が伝わるか、買いたくなるか、怪しい表現がないかを確認します。
- 入稿前にチェックする: 誤字、QRコード、画像の粗さ、余白、塗り足し、印刷サイズを最後に確認します。
全部外注ではなく「最後だけ相談する」という選択肢
AIチラシ作成で大切なのは、すべてをプロに丸投げすることでも、すべてを社内だけで抱え込むことでもありません。社内で作れる部分はAIを使って進め、最後の構成、文章、見せ方、印刷前チェックだけ外部に相談する。この形が、小さな会社には合いやすいと感じています。
特に、群馬・高崎・前橋周辺の会社や店舗では、毎回大きな制作費をかけるよりも、社内でAIを使える流れを整えたうえで、必要なところだけ相談できる体制のほうが続けやすい場合があります。チラシ、SNS、Webページ、店頭POPなどを同じ考え方で改善できるようになるからです。
AI活用ラボでできること
AI活用ラボでは、AIを使ったチラシ作成の内製化を支援しています。ChatGPTでの文章作成、Canvaでの構成整理、画像素材の扱い、印刷前の不安なポイントの確認など、「社内で作る力」を残しながら、外から相談役として伴走します。
月額支援では、チラシだけでなく、SNS投稿、営業資料、Webページの文章、日々のAI活用までまとめて相談できます。スポット相談では、「今作っているチラシを入稿前に見てほしい」「文章だけ整えてほしい」「AIで作る流れを一度教えてほしい」といったご相談にも対応できます。
AIでチラシを作りたいけれど、最後の仕上げや入稿が不安な方は、一度ご相談ください。自分たちで作れる部分と、外に相談したほうがいい部分を整理するだけでも、チラシ作成はかなり進めやすくなります。